Books 移動祝祭日について

“星に魅せられながら
その星々の及ばないところにいきたい”
名前、出身地、好きなもの…
人は自分と共通点があるものに
自然と親近感を持ってしまう生き物。
その共通点の一つとして
“星座”という観点から
本と出会うのはどうだろう?
というふとした思いつきから
この「Books 移動祝祭日」は始まりました。
私たちが普段
星占いなどで目にしている星座は
西洋占星術ではいわゆる
「太陽星座」とされていますが
実は太陽星座以外にも
月や水星、金星など…一人ひとり
色んな星座を持っています。
とは言うものの
やはりその人の太陽星座なくして
その人を語ることはできないだろうと
Books 移動祝祭日では
あくまでこの「太陽星座」をベースに
作者をカテゴライズしています。
実際に星座ごとに作者を並べてみると
作風や構成、話のテーマなどに
その星座らしさを感じることが多くありました。
ただ、こうして自分が生まれ持った
星の性質を日常的に感じ
魅了される一方で
そういったものから一切解放されてしまいたい
という願いも同時に
持ち合わせていることも事実でした。
“なに座でもないわたし”
そこで
星座というものをコンセプトとしながらも
(時にこれは星座だけに限りませんが)
そういった決められた枠から解放されたいという
一見相反した、
ある種の葛藤のようなものを表現できればと
この本屋のメインビジュアルのテーマを
『なに座でもないわたし』に決めました。
そして、店主である私が10代の頃から
愛してやまないミュージシャンであり
2020年からはドローイングアーティストとしても
活動していらっしゃる
日暮愛葉さんに
メインビジュアルを描きおろしていただきました。
このイラストは
愛葉さんからのご提案により
4枚で1枚の絵が完成するように描かれています。
1枚1枚も単体としてもちろん成立しているけれど
4枚繋げて初めて完成するというのは
人間だったり、文化だったり、世界だったり..
そして、この小さな本屋にも通ずるものがあり
1枚の大きな絵を描いていただくよりも
遥かに現実味があると感じました。
Books 移動祝祭日では
作者の星座ごとにカテゴライズしていますが
自分と同じ星座からチェックするのはもちろん
月星座や金星星座
または自分に足りない星座から選んでみたり
このイラストのように
星座とかは一旦置いておいて
自由に選んでいただくのもおすすめです。
また、自分には
どんな作家の作品が合っているのかや
今読むべき本を知りたいという方には
生年月日や読書事情、お悩みなどをお伺いして
今のあなたにおすすめの一冊を選書する
“12星座選書” サービスもご用意しています。
ここでしかない
この本屋ならではの出会いを
ぜひ、お楽しみください。
Books 移動祝祭日
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