山折哲雄 | わたしが死について語るなら【USED】

770円(税込)

DETAIL

著者:山折哲雄
生年月日:1931年5月11日〈牡牛座〉



「死の問題を考えつづけることは
 生きることの意味、命の大切さを知ること」

著者は冒頭でこのように問いかけます。

みなさんが、いよいよ最後の秋(とき)を
むかえようとしているとしましょう。
そのときみなさんは、衛生的で空調のよくきいた
近代的な病院の一室で逝きたいと思いますか。

それともわれわれをとりまく
自然にふれるような環境のなかで
多少の暑さ寒さには我慢するとして
風のそよぎや川のせせらぎの音をききながら
そして小鳥のさえずりを聞きながら
そのときを迎えたいと思いますか。
どちらを選びますか。

この私の問いに驚くべきことに
ほとんど全員の方が、自然のなかでこの世との
別れを告げたい、と答えられたのでした。

如何に生きるか、どのようにして生きるか
という側面ばかりに関心を集中してきたのが
気がつくと死の問題をめぐって
すでに大きな転換期に差し掛かっていたのです。

死をどうとらえ、考えればいいのか。
著者は自らが遭遇した死について
まず語り始めます。

祖父の死、母と父の死。
そして、父の死後、親鸞が流罪にあった佐渡で
夕日を眺めながら、海のかなたに浄土を感じ
深い感動を覚えます。

「死の影」が家庭から学校から地域から
追いやられ、覆い隠されるようになり
ヒトは必ず死ぬ存在である、という
しごく当たり前のことを見て見ぬふりを
するようになったのではないだろうか
と考えてきた著者は、本書で日本人の死生観を
日本の古典を読み直すことで
もう一度考え直してみることも提案しています。

「平家物語」の無常感、宮澤賢治の死生観、
金子みすずの詩に込められている死の世界。。

そして、「万葉集」「源氏物語」で
描かれている深い死の影。

人生80年の時代に入り、生と死の間に
病と老いの難問を抱えることになった現代において
「死」の問題をどう考えればよいのか。

その糸口を、本書は平易にそして奥深く語ります。



単行本:256ページ
出版社:ポプラ社
古 本:コンディションA(全体的に良好)

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